NHK『とと姉ちゃん』脚本(西田征史)など製作の問題。放映・中止を!!
NHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』は、視聴率は高いが、ドラマの内容に不可解なことや時代考証に不具合があって白けるという意見が多数寄せられているらしい。
『とと姉ちゃん』というタイトルは、コント・ギャグ作家らしい西田の案かと思うが、端的に言って大橋鎭子さんをモデルとしたタイトルだとするとまるっきし駄目である。さすがに、白けると自覚するようになったのか、あまり使わなくなったが、「どうしたもんじゃろうかのう」も全く意味も状況も不明である。
ドラマは主人公を実話に無いタイピストで登場させる。社会で邦文タイプが使用されなくなって、随分たつとしても、まだ世間では、実際にそれを職業にしていた人が大勢いるのである。常子はタイプの仕事をするようになって何ヶ月も経つ(実際には三年経ったときもだが)下手くそで、とても仕事には間に合わない。これは、脚本の西田の問題というより、製作全体の問題である。それほど、大昔の話でも無いのである。この間まで、必死に働いていた人々や社会・歴史を舐めているとしか思えない。
歴史認識とか歴史問題が今でも問題になる。こんなドラマをつくっているNHKでは、アジアを植民地支配しようとしていた時期のことなど、到底取材できないだろう。
朝鮮や台湾や中国の人々に対してではない、自国民の生活、自分の社会も認識できていないのである。
こんな嘘だらけの、大橋鎭子さんを想定させた杜撰なドラマは、すぐにでも放映を中止すべきだ。