2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2・26に思う…永井和による筒井清忠『昭和期日本の構造』(有斐閣1984年)の書評(『富山大学教養部紀要』19-1、1986)

一 2012年になる今年も、2月26日が近づいてきた。2・26事件の日である。「昭和維新断行」を呼号する素朴な青年将校たちが兵を率いて首相官邸などを包囲攻撃し、斎藤内大臣、高橋蔵相、及び渡辺教育総監を殺害 鈴木貫太郎侍従長に瀕死の重傷を負わせ(首相岡…

小椋孝士の吉田著書評メタ書評・補足―駄目なものは駄目、それどころか……

小椋孝士が吉田徳夫『部落問題の歴史的展開』の書評で「国法違反」がキーワードだと書いていることについて、先般、なんのこっちゃと書いた。ちょっとしたメモのつもりだったが、「小椋孝士」で検索すれが、すぐに目に入ってくることに気が付いた。つまり、…

小椋孝士による吉田徳夫『部落問題の歴史的展開』(プレアデス出版2009)の書評 (関西大学人権問題研究室室報 第44号 2010.1.10)

故木村洋二の愚劣な文章を№123に掲載していた関大生協『書評』編集委員長の吉田永宏は、そのころ関西大学人権問題研究室室長だったと思うが、その人権問題研究室室報№44に、吉田徳夫『部落問題の歴史的展開』の書評があることに気が付いた。 いま吉田の著書…