2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

市川訓敏(関西大学図書館元館長)「巻頭感  書を求める切なる心 ―創立時の『講義録』に寄せて―」(『関西大学図書館フォーラム』 第12号‐2007),   角田猛之教授の言説に触れ――母校関西大学とりわけ法学部を思う⑤

(1) 関西大学法学部教授角田猛之のとんでもない言説をみた。とんでもないいわば「非法の論理」が、仮にも「法学部」を闊歩しているのである。法学部スタッフは、どうして放置していたのかと思うのである。卒業生としては、法学部スタッフの責任を、少しは問…

市川訓敏「追悼 石尾芳久先生を偲ぶ」『比較法史学会会報 第3号』(比較法史学会1993.12) / 吉田徳夫 「石尾芳久先生の死を悼む」(『部落解放闘争8号』(部落解放理論センター1993.2) ――母校関西大学とりわけ法学部を思う⑥

(1) 先に言及した角田の関西大学出版部刊の著書は、関西大学法学部の卒業生としては、あり得ない低劣なものであった。かつての法学部であれば、決して「あり得ない」ものだったからである。 1969年に法学部教授会、文学部教授会によって不信任された歴史的な…

角田猛之『戦後日本の〈法文化の探求〉―法文化学構築にむけて―』(関西大学出版部2010)の問題   その4 ――母校関西大学とりわけ法学部を思う④

(1) 角田の法文化学なるもの、もとはといえば、1983年に大阪大学法学部が田中茂樹を採用して法社会学といわず、比較法文化論という講座名のものが発足したことにも一つの契機はあるだろう。1974年に阿部謹也が『ハーメルンの笛吹き男 : 伝説とその世界』、19…

角田猛之の「神権天皇制」とは何か   (『戦後日本の〈法文化の探求〉―法文化学構築にむけて―』関西大学出版部2010)の問題  ―その3  ……母校関西大学とりわけ法学部を思う③

四 角田猛之の「神権天皇制」とは何か (『戦後日本の〈法文化の探求〉―法文化学構築にむけて―』関西大学出版部2010 )の問題 その3 (一) 関西大学出版部刊の角田著のまだはじめの部分しかみていない。はじめの部分で、さらに読み進めるのは困難になってき…

角田猛之『戦後日本の〈法文化の探求〉―法文化学構築にむけて―』(関西大学出版部2010)の問題 その2  ……母校関西大学とりわけ法学部を思う②

三 角田猛之『戦後日本の〈法文化の探求〉―法文化学構築にむけて―』(関西大学出版部2010)の問題 その2A 前節で、2010年刊の角田著を見てたじろいだのは、44年前の関西大学法学部の見識とプライドを思い出したからである。関西大学出版部の出版基準を疑い…

母校関西大学とりわけ法学部を思う

一 1969年7月7日朝、関西大学法学部教授会(中義勝学部長)中谷学長不信任決議文送付 昨日は、2012年7月7日だった。44年前の7月7日朝、関西大学法学部教授会(法学部長中義勝)は、中谷敬寿学長宛に不信任決議文を送付した。 1969年7月5日午前4時すぎ、本部…

「京都地検の女」2時間スペシャル(2012/07/05放映)の支離滅裂

テレ朝系木曜8時に再スタート(2012/07/05)の、お宮さん(渡瀬恒彦)まで登場するという予告があった「京都地検の女」2時間スペシャルは、拙かった。最後まで、見届けられなかった。 テーマが、検察批判になっているが、問題が分かっていないので脚本がぎこ…