2013-01-01から1年間の記事一覧

政治家の劣化と官僚の劣化

1 2008年には、ノーベル物理学賞を小林誠・益川敏英両氏とアメリカ国籍の南部陽一郎氏が受賞され、下村脩氏が化学賞を受賞された。 マスコミも取材で盛り上がっていた。益川氏が研究が認められたことは嬉しいが、受賞自体については、それほどで喜ぶことで…

石破のテロ発言― 失言かそれとも戦術発言か

1 神津陽が神津陽塾の回覧板(1013.12.20)で、日本のジャーナリズムの猪瀬叩きというか、絶好のターゲットと化した猪瀬虐めに盛り上がっているのを皮肉にみて、秘密保護法には腰砕けだったことを書いている。 猪瀬は、オリンピック招致に関連して、「(原…

「〈たそがれの品川宿〉【余談】について」追加……内田樹は拙い。

1 〈たそがれの品川宿〉が【余談】であれ、「tono-taniの日記」を紹介してくれた。ただ、ちょっと情けない紹介だった。妙な気取りもみてとれて、気恥ずかしかった。ただ、〈品川宿〉があまりにもロー・ブローなので堪らなかった。 先日、〈品川宿〉に促され…

野中広務は責任を取れ!

一 野中が公明党を隷属させた結果、「戦争の惨禍」への道が見えてきはしないか。 野中広務は、公明党を政教分離で虐めていたら、ころっとなびいて来たと語っている。それまでは、少しは、自民党に対して、批判勢力だった。 1969年の夏には、白いヘルメットを…

森雅子は安倍晋三の日本破壊の共犯者として、心中するつもりか?

一 怖いのは、知能の低い政治家 安倍晋三が知能が高く無いのは、嘘をついても平然としていることで判る。福島の原発がコントロールされているというのは、客観的にみれば、明らかに嘘だが、本人(安部)には、全くその自覚は無い。コントロールされていると…

特定秘密保護法案等、平気で提出する内閣の危機的状況

一 ちょっと気持ち悪い、首相、閣僚の発言……内閣は危機的状況、危機管理どころではない。 安倍晋三は、オリンピック招致のためのスピーチで、1964年の東京オリンピックのときの歌を覚えているといって、全く聞き慣れない歌もどきを聞かせた。多くの人が無視…

贔屓の引き倒し……「たそがれの品川宿」(8月7日)の【余談】に思う

一 贔屓の引き倒し 「tono-taniの日記」という名前など、他所のサイトでお目にかかることは滅多と無い。それが「たそがれの品川宿」(2013/08/07)で内田樹の講演会(2013・8・2)を紹介したあとの【余談】で出て来る。tono-taniの日記が内田をはげしく口激…

追悼 島倉千代子さん

一 歌手の島倉千代子さんが、11月8日、肝臓がんのため東京都内の病院で亡くなったというニュースがあった。小学生のころ(50年代のおわり)、歌手といえば、島倉千代子だった。ラジオの時代だった。歌は「からたち日記」だった。代表作として紹介されるのは…

澤井繁男『若きマキアヴェリ』(東京新聞 2013年6月)

一 10月8日に、関西大学生活協同組合『書評』№140に触れたとき、澤井繁男「若きマキャヴェリ」(『文学界』2012-7)の日本語表現には、気になるところがあることを書いた。 それは、サヴォナローラからニッコロ・マキァヴェリ宛の手紙に出て来る「……余は毎日…

まずはおめでとう!田中将大投手!

一 2013年のプロ野球日本シリーズの最後は、星野仙一の筋書きどおり、田中の完投勝利で終わるのかと思ったら、とんでもない盛り上がりがまっていた。あの田中が、4点も献上したあげく、160球も投げ抜いて負け投手になった。 負けたことのない田中の敗戦でど…

捧堅二「共和主義の政治哲学」〈『ライン新聞』時代1842〜43〉・荒川幸也「マルクスのヘーゲル批判と反ドグマ主義〈『ヘーゲル国法論批判』1843〉(『季報・唯物論研究』124号2013/8)について

一 『季報唯物論研究』124号が8月に刊行され、「マルクスを読むPart 2」(Part 1は120号)という特集が組まれていた。特集の趣旨文(田畑)には、意欲的な姿勢が述べてあった。 内容は、マルクスの執筆順になっていて、『デモクリトスとエピクロスの自然哲学…

物価は確実に上昇している。

地域スーパーでのことである。おそらく、客の目をひくための商品だった1リットル168円だったミルクが、188円になった。一割超の上昇である。 ずっと、1つ100円だったアボカドが、120円になったと思ったら130円になった。個人の店で、年配の夫婦でなさってい…

河瀬真という弁護士の法律感覚・人権感覚

一 福知山線脱線事故で強制起訴されたJR西日本歴代3社長が無罪判決をうけた事件について、指定弁護士の河瀬真弁護士が控訴するという記者会見を開いたそうである(7日−毎日新聞10月8日)。 この河瀬なる弁護士の法律感覚、人権感覚は、本当におかしい。この…

関西大学生活協同組合『書評』№140の奇妙さ・稚拙さ

1 『自然災害からいのちを守る科学』〈岩波ジュニア新書)が、どうして「私流 新書の楽しみ」の対象なのか?……島田広昭関大環境都市工学部准教授に聞く 最近の『書評』には、いつも表紙の裏と裏表紙の裏にべったりとあった田中登文学部教授のどうにも程度が…

新聞記事や指定弁護士の異常さ……JR福知山線脱線事故(2005年4月)のJR西日本元会長らの業務上過失致死傷罪被告裁判に思う

一 9月27日、検察審査会の強制起訴による裁判が無罪判決で終わった。指定弁護士なるものが、控訴を考えているという。被害者の感情が癒やされないという。 では、強制起訴なる暴挙を敢行した検察審査会や、この人権無視の指定弁護士 ―弁護士会の感覚がわから…

半沢直樹「やられたら、やり返す!」への疑問

一 人気ドラマ「半沢直樹」の最終回、視聴率が40%を越え、「家政婦のミタ」も越えたようである。確かに面白い。達者な俳優が揃っており、そのキャスティングがうまく行って、俳優が役をこなしている、やはり脚本がよいからだろうと思う。 その面白さを、「…

下村博文は、文部科学大臣には不適切

安倍晋三首相が福島第1原発事故をめぐり、「状況はコントロールされている」と述べたことに関連して、福島原発事故に懸命の対応している東電の関係者が民主党の会合で汚染水漏れ問題について「コントロールできていないと考えている」と述べていた。 関係者…

猪瀬直樹って本当はアホなの? オリンピックのために汚染水対策をするポーズの安倍晋三もひどいのは判っているけど。

猪瀬直樹東京都知事が、2020年のオリンピック開催を決めるIOC総会の開かれるブエノスアイレスで、福島第1原発の汚染水問題に関して「海外報道は風評的」だと現地で記者に語ったと毎日新聞9月6日の夕刊は伝えている。汚染水問題についての相次ぐ質問に答えた…

アジア諸国の人々への加害責任を本当は判っていなかった首相安倍晋三

一 戦争の悲惨も、戦争に対する責任も理解できない首相安倍晋三 8月15日の夕刊が1993年の細川護煕首相以来、踏襲されてきたアジア諸国の戦争犠牲者に対する加害責任に明確に触れなかったと伝えている。 6年前の式辞では「アジア諸国の人々に多大の損害と苦痛…

11日放映のNHKスペシャル『自衛隊と憲法 日米の攻防 』をみて…………15日再放送予定

2013年8月11日(日)午後9時00分〜9時58分に放送さたNHKスペシャル『自衛隊と憲法 日米の攻防 』は、気のせいか、変な印象をうけることがある。一 どうして、改憲かそれとも、の択一問題になるのか。 第1は、番組の司会をするプロデューサーが、問題をわかりや…

関西大学「法学部教授」吉田徳夫のとんでもない「指導」  …………… 母校関西大学法学部を憂う

一 朝比奈修「大行院文書からみた『鳴物停止令』」(『関西大学法学論集』61-6、平成24年3月)の問題 1年ほど前(平成24年3月)、母校関西大学の『法学論集』61巻第6号に、表題のような論文が掲載されたとあった。最近、インターネットで公開されたので、見…

毎日新聞は死にました……岩見隆夫の「近聞遠見」の醜悪

毎日新聞7月6日(土)朝刊10面、岩見隆夫「近聞遠見」がある。岩見は。「『国破れて憲法残る』では」などと、全く惚けている。こんな惚けた文を載せる毎日新聞の劣化には、今更!という気もする。 憲法は、国民がよってたつものだ。敗戦から、なんとか、進も…

橋下徹と石原慎太郎……これからの日本を考えるための試金石 

一 橋下徹は、都議会選挙で負けたら、維新の会共同代表の進退を考えると言ったらしい。改めて、橋下徹の政治家としての資質が全くないデマゴーグにすぎないこと、いよいよ、橋下徹の存在自体が、日本が危ない状態にあることを表していることを思わざるをえな…

松井大阪府知事は論外、不可解な大阪市教育委員会・大阪府教育委員会

橋下徹の異常さ、松井大阪府知事の異常は論外なのだが、どうして市長・府知事なのか判らない。それだけ、大阪というところが変なところなのか。 * * * オウム真理教の事件が世を騒がしていたとき、丸山真男がテレビ番組でインタビューに答えていた。「戦前は…

大阪市長の品格、大阪市民の品格

一 市長の品格、市民の品格 橋下徹は、従軍慰安婦は必要だと言うことが、人気が出ると思ったらしい。人気目当てに言うのも出鱈目だ。橋下は、大阪市民や大阪府民を、よほどエロ惚けだと思っているのだろう。 橋下は、在日米軍に風俗業を利用してくれと言った…

橋下徹や高市の異様さに鈍感になったとき・・・・安倍晋三が普通にならないように

一 女性を慰みものとする制度が必要だと毀れた人物が、まだ市長とか党首とかで存在しうるのは不快きわまりない。これで、教育を嬲っているのだから始末が悪い。戦争などに伴うものだと、石原慎太郎が擁護していた。戦争もおかしいのですよ。慎太郎は都立大を…

不可解なこと……その① 安倍晋三内閣の政策

A 貨幣や金融をいじることによって、経済発展に成功した例はあるか。歴史的に見て、大崩壊を導いた例をみることは、枚挙にいとまないだろう。 B 不況を克服した政策としては、これ以上有名なものはないのが、フランクリン=ローズヴェルトのニューディールで…

安倍晋三は、日本国民を猿だと思ったか。

安倍晋三は、政治や経済、科学技術のことは、わりとはっきり言う傾向がある。ところが、さきに見た長島と松井の国民栄誉賞とか、普天間基地返還問題は、みえみえの誤魔化しをする。 これは、どういうことだろう。ニューディールでも、社会保障や組合を保護す…

長島茂雄の国民栄誉賞は、実は松井秀喜国民栄誉賞のためのお飾り!!

一 いまどうして、国民栄誉賞? 安倍晋三が松井秀喜に国民栄誉賞を贈りたくて、そのために長島茂雄をお飾りにしたそうである。そうすることで、松井に辞退することができなくなってしまった。イチローは、まだ現役続行中ということを理由に断ったことは有名…

全く奇妙な孝忠延夫関西大学政策創造学部国際アジア法政策学科教授のメッセージ

一 母校、関西大学の法学部のスタッフの状態のひどさは目を覆うばかりのものがある。おそらく、覚醒された何人かの先生方も、手の施しようがない思いで、少しでも、傷口の手当てでも、といったような気分ではないかと思う。 どんな講義が行われているのか、…