2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

関西大学生協『書評』第138号(2012・秋)……どうして、「追想小山仁示先生」が継ぎ足し? 

(1) 年末の関西大学図書館で、積まれたままになっている関大生協『書評』第138号が目に付いた。相変わらず、関大文学部教授とかいう田中登が、「娯楽文学の楽しみ」を、陳腐なままで綴っている。阿久悠のことなど、多くの新聞などでみることができた評論家た…

大学図書館が持つ意義 ━ 関西大学図書館に見られる、関西大学の劣化

一 かつて、関西大学図書館には、吉川直という名物職員がいた。哲学修士で、素養も研究の基礎もあるので、多くの人が、吉川さんを頼りにし、手ほどきも受けた。そのような、院生や、未熟なスタッフに対する手ほどきから、1978年には、『外国語人名について』…

丸山真男が言っていたこと、そして「ぶるっとくる」

総選挙の結果、安部と石破の記事や写真が、以前にまして大きくでるようになり、気分が滅入る毎日である。 それで、丸山真男が、 亡くなる前年の1995年のインタビューで言ったいたのを思い出した。1995年というのは、阪神淡路大震災の年、オウム真理教の事件…

かつて、日本は、今の北朝鮮だった? NHK特別番組「巨大戦艦 大和〜乗組員たちが見つめた生と死〜」 2012・12・8(土)の再放送をみて 

(1)海上特攻 番組を見て、言いようが無かった。巨大戦艦大和は、国威発揚のためだけの浪費であったとか、出航後間もなく攻撃を受け沈んだということは聞かされていた。 しかし、「大和」の死への航行が意識した「特攻」(自殺)作戦だったとは、何とも言…