安倍晋三は、日本国民を猿だと思ったか。

 安倍晋三は、政治や経済、科学技術のことは、わりとはっきり言う傾向がある。ところが、さきに見た長島と松井の国民栄誉賞とか、普天間基地返還問題は、みえみえの誤魔化しをする。
 これは、どういうことだろう。ニューディールでも、社会保障や組合を保護することを通じて、購買力を高めていったわけで、金融緩和してどうなる。生産の構造がどう変わる?安倍晋三がわりと躊躇がみられないのは、自分が判らんからだ、原子力のことも何の危機感も感じてなどいないに違いない。安倍晋三には判らない、理解できないからだろう。
 ところが、いきなり、松井に国民栄誉賞がおかしい、というのは、安倍晋三でも判ったようだ。あるいは、おかしくないですかという側近の意見が判ったのだろう。それで、小細工したのが、とんでもないミスターを利用することだ、このような失礼なことは断じて許されることではない。全国のプロ野球ファンは泥をかけられたと思え!こんな奴は、一日たりとも総理大臣の椅子居座ることは許されてはならないのだ。
 ねじめ正一にとって、長島様は、神様だろう。
 普天間基地返還、言い方おかしい。返還ではなく、移設だろう。どうして返還と新聞も書くのか。安倍晋三が返還というからか。この誤魔化し、東大教授の西崎は、サンデー・モーニングで期限の誤魔化しといい、まさに「朝三暮四」だと怒っていた。沖縄県民や国民を愚弄することに対して怒っていた。
 猿の餌のことである。朝3つ夜4つにすると少ないと怒った猿に、朝4つ夜3つだと、その猿は喜んだという中国の故事である。安倍晋三は、この程度の誤魔化しで、猿並みに国民は喜ぶと思ったのだろう。安倍晋三自身が猿並に良い案だと思ったのだろう。
 こんな猿並首相、腹立つけど、それ以上にリアルに危ないのじゃないか。