特定秘密保護法案等、平気で提出する内閣の危機的状況

一 ちょっと気持ち悪い、首相、閣僚の発言……内閣は危機的状況、危機管理どころではない。
 安倍晋三は、オリンピック招致のためのスピーチで、1964年の東京オリンピックのときの歌を覚えているといって、全く聞き慣れない歌もどきを聞かせた。多くの人が無視し、多くの人が失笑した。試みに、おそらく、このことを言っているのだろうという当時の歌が流された。しかし、言葉は似ているようだが、同じ歌とは到底思えなかった。
 教え込まれて、レッスンをうけて歌ったのだろうが、似ても似つかないものなのである。 つまり、いまだにメロディーが浮かぶというのは、全くの嘘である。嘘をつくことに何の躊躇いも無い男である。1995年のときのオウム真理教の幹部、嘘つき上祐史浩を想起する。さらに判ることは、教えこまれ、レッスンをうけても様にならない出来の悪い男だということである。これが、日本の総理大臣である。
 オリンピック招致のために、福島第1原発は、アンダー・コントロールとだと平気で言った。現実の事態など自分で認識できず、言われたことを言うのだろう、平気で嘘を付く。東電の社員が、とてもコントロールされている状態ではない、と言ったら、文部科学大臣ともあろう者が、首相の発言に違うとは何事かと激怒した。
 おかしな文部科学大臣だと思っていたら、カルト学者として著名な高橋史朗の仲間だそうである。
 このカルト仲間の文部科学大臣は、教科書検定を厳しくすると発言していた。こんなことを言わせてよいのか。
 小野寺防衛大臣は、アメリカの情報機関による盗聴問題で、日本も監視対象となっていたことについて、「信じたくない」と言っていた。ちょっと亭主の不倫の指摘に対して言っているような言い方は気持ち悪い。
 まるで、嘘つき内閣、子供内閣のようではないか。その子供に物騒な武器を持たそうとしている状態のようである。

二 森雅子少子化担当相の危機的状況、人格崩壊の危機
 森雅子少子化担当大臣が特定秘密保護法案の担当大臣になって、人格破壊の危機に瀕しているようである。弁護士として、国民の権利を主張していた森雅子にとって、石原慎太郎でさえ杜撰極まりない法案だと言っている。少しは法律を勉強したことのある弁護士である森雅子にとっては提案した側に立つのは耐え難いことだろう。
 何のために勉強して、弁護士になったのか判らないだろう。政治家になったのも、全く主義主張がないわけでもないだろう。
 おそらく、そのような初心とか、理想とか、良心と言ったものが、本人のなかでは蹂躙されているのに違いない。安倍晋三とか、下村博文とか、小野寺といった連中は、森雅子ほど勉強したことも、理論的に詰めたこともない(それが、首相や閣僚なので日本が危ないのだが)が森雅子は、もとは違った筈だ。
 本当に悲劇的な結果が生じないように、思い切って懸命な決断をされるべきだと思う。森雅子大臣自身が杜撰で危険な法案だと判っていない筈はないのである。安倍晋三と同様のあほうでは決して無い筈だ。