仙石の暴言?

 2011年2月7日の朝刊に『週刊ポスト』の広告があった。「仙石の暴言」とある。名古屋の河村市長はファシストだと、仙石が言ったらしい。河村の、人々のやっかみや欲望におもねった運動で、まことの公共物を壊していくやり方は、まさにファシストのやり方で、そのことを問題にした仙石の発言は、暴言などでは全くない。
 おそらく、週刊誌のライター・編集者は、自分たちが「ファシスト」ないしは、ファシストに煽られたもの、あるいはファシストの露払いをしているものと言われたと「感じた」ことで逆上しているように見える。
 大事なのは、仙石が、河村のことを、そのように言えるのなら、小沢を「疑わしい」というだけで、起訴してしまう日本の司法を、「リンチ裁判」だと言えないといけない。
 ついでに、人が言っていることに、すぐ安易にのっかる菅直人 ― それは、日本の政治の柱を壊した小選挙区制を推進したことに始まる。― をなんとかしてくれ、と思う。
 菅のことはともかく、仙石の言うことは暴言でもなんでもない。だから、仙石は、朝日をはじめ、国民は、小沢をリンチ裁判にかけろ、と言っているのか?と言ってやれ。
 おそらく言えないだろうが、言えない限り、我が日本に未来はないよ。