一 戦争の悲惨も、戦争に対する責任も理解できない首相安倍晋三 8月15日の夕刊が1993年の細川護煕首相以来、踏襲されてきたアジア諸国の戦争犠牲者に対する加害責任に明確に触れなかったと伝えている。 6年前の式辞では「アジア諸国の人々に多大の損害と苦痛…
2013年8月11日(日)午後9時00分〜9時58分に放送さたNHKスペシャル『自衛隊と憲法 日米の攻防 』は、気のせいか、変な印象をうけることがある。一 どうして、改憲かそれとも、の択一問題になるのか。 第1は、番組の司会をするプロデューサーが、問題をわかりや…
一 朝比奈修「大行院文書からみた『鳴物停止令』」(『関西大学法学論集』61-6、平成24年3月)の問題 1年ほど前(平成24年3月)、母校関西大学の『法学論集』61巻第6号に、表題のような論文が掲載されたとあった。最近、インターネットで公開されたので、見…
毎日新聞7月6日(土)朝刊10面、岩見隆夫「近聞遠見」がある。岩見は。「『国破れて憲法残る』では」などと、全く惚けている。こんな惚けた文を載せる毎日新聞の劣化には、今更!という気もする。 憲法は、国民がよってたつものだ。敗戦から、なんとか、進も…
一 橋下徹は、都議会選挙で負けたら、維新の会共同代表の進退を考えると言ったらしい。改めて、橋下徹の政治家としての資質が全くないデマゴーグにすぎないこと、いよいよ、橋下徹の存在自体が、日本が危ない状態にあることを表していることを思わざるをえな…
橋下徹の異常さ、松井大阪府知事の異常は論外なのだが、どうして市長・府知事なのか判らない。それだけ、大阪というところが変なところなのか。 * * * オウム真理教の事件が世を騒がしていたとき、丸山真男がテレビ番組でインタビューに答えていた。「戦前は…
一 市長の品格、市民の品格 橋下徹は、従軍慰安婦は必要だと言うことが、人気が出ると思ったらしい。人気目当てに言うのも出鱈目だ。橋下は、大阪市民や大阪府民を、よほどエロ惚けだと思っているのだろう。 橋下は、在日米軍に風俗業を利用してくれと言った…
一 女性を慰みものとする制度が必要だと毀れた人物が、まだ市長とか党首とかで存在しうるのは不快きわまりない。これで、教育を嬲っているのだから始末が悪い。戦争などに伴うものだと、石原慎太郎が擁護していた。戦争もおかしいのですよ。慎太郎は都立大を…
A 貨幣や金融をいじることによって、経済発展に成功した例はあるか。歴史的に見て、大崩壊を導いた例をみることは、枚挙にいとまないだろう。 B 不況を克服した政策としては、これ以上有名なものはないのが、フランクリン=ローズヴェルトのニューディールで…
安倍晋三は、政治や経済、科学技術のことは、わりとはっきり言う傾向がある。ところが、さきに見た長島と松井の国民栄誉賞とか、普天間基地返還問題は、みえみえの誤魔化しをする。 これは、どういうことだろう。ニューディールでも、社会保障や組合を保護す…
一 いまどうして、国民栄誉賞? 安倍晋三が松井秀喜に国民栄誉賞を贈りたくて、そのために長島茂雄をお飾りにしたそうである。そうすることで、松井に辞退することができなくなってしまった。イチローは、まだ現役続行中ということを理由に断ったことは有名…
一 母校、関西大学の法学部のスタッフの状態のひどさは目を覆うばかりのものがある。おそらく、覚醒された何人かの先生方も、手の施しようがない思いで、少しでも、傷口の手当てでも、といったような気分ではないかと思う。 どんな講義が行われているのか、…
一 仲井紱の本 関大生協『書評』の表紙の裏、1番多くの人の目にとまるところである。その内容で、その雑誌、あるいは冊子の評価は決定される。そこに、田中登が何を書いているか。「娯楽小説の楽しみ」!!??国文の教授だという田中は、これが変だということ…
一 先週の何曜日であったか、NHKのニュースウォッチ9に、東大の政治学の教授の藤原帰一さんが登場していた。安倍晋三が訪米してオバマとの日米首脳会談に臨む前の話である。 藤原さんは、安部がオバマと会談するにあたって、日米関係においては、両首脳の信…
一 児島惟謙についての河田元学長の無知、これを吉田栄司副学長、佐藤やよひ元法学研究所所長は笑えない 関西大学に児島惟謙館という建物がある。児島惟謙とは、明治24(1891)年の大津事件において、政府による「皇室に対する罪」を適用せよという政治的攻…
一 佐野眞一の卑しい記事 去年(2012)は、暮れに、少し前なら思いも寄らなかった安部晋三の成立という災厄を被った。正月から生活物資の値上がりがしているように思ってしまう。 佐野眞一のとんでもないこの記事が掲載された『週刊朝日』の日付が10月26日で…
(1) ほんの数年前、心身ともに政務に耐えずに政治の表舞台から退いていた安倍晋三が、総理大臣になった。 おどろくことだが、橋下徹らの「維新(これは、2・26事件の昭和「維新」ないしは、朴正煕の「維新」体制系の維新である)の会、それに合流した石原慎…
(1) 年末の関西大学図書館で、積まれたままになっている関大生協『書評』第138号が目に付いた。相変わらず、関大文学部教授とかいう田中登が、「娯楽文学の楽しみ」を、陳腐なままで綴っている。阿久悠のことなど、多くの新聞などでみることができた評論家た…
一 かつて、関西大学図書館には、吉川直という名物職員がいた。哲学修士で、素養も研究の基礎もあるので、多くの人が、吉川さんを頼りにし、手ほどきも受けた。そのような、院生や、未熟なスタッフに対する手ほどきから、1978年には、『外国語人名について』…
総選挙の結果、安部と石破の記事や写真が、以前にまして大きくでるようになり、気分が滅入る毎日である。 それで、丸山真男が、 亡くなる前年の1995年のインタビューで言ったいたのを思い出した。1995年というのは、阪神淡路大震災の年、オウム真理教の事件…
(1)海上特攻 番組を見て、言いようが無かった。巨大戦艦大和は、国威発揚のためだけの浪費であったとか、出航後間もなく攻撃を受け沈んだということは聞かされていた。 しかし、「大和」の死への航行が意識した「特攻」(自殺)作戦だったとは、何とも言…
(1) たまたま、テレビに上祐史浩氏が映った。見たような顔だと思ってみていたら、やはり、元オウムのスポークスマンだった上祐だった。見ていると、時代劇の憎まれ役の代官のような辛坊とかいうアナウンサーが、己を弁えず、高圧的に罵っていた。この辛坊…
田中真紀子文部科学大臣が、新設不認可として話題になった三学園の発言には、教育的発想が一切みられない。これはどういうことだ。田中大臣の主張の正当性を担保するばかりである。この反応だけで、不認可!間違いなし。短大を4大にする……1人から、今までの2…
NHKニュースで、去年の県知事選挙の投票率が低かった埼玉で、小学6年生140人ほど集めて模擬選挙授業をしたというニュースがあった。とくに20代の投票率が低かったことなどから、選挙管理委員会も何かしないとと思ったらしい。選挙への関心が高まるような教育…
10月10日の毎日新聞によると、「東京維新の会」が、現行憲法を無効として戦前の大日本帝国憲法の復活を求める請願に、4日の都議会で賛成していたことが分かり、橋下代表が「ありえない」と苦言を呈し、今後の連携を見直す考えを示した、とある。毎日新聞は…
1.芝井敬司は、自らの文がナンセンスなのを省みているか。 先に芝井敬司がグローバリズム研究と称しているものがナンセンスだと言ったのは、芝井自身ががなぜ「グローバリズム」を問題にするのかが全く明確でないということである。「グローバリズムには、…
先に、「関大カイザーズ」と書いたが、「関西大学カイザース」と表記するようである。文学部(西洋史)教授の芝井敬司のことが気になっている。というのは、芝井は、2009年の野球部員3名の恐喝未遂事件に関連して副学長として記者会見をしている。つまり、野…
ここ数年、関西大学の一般入試の受験生の數は、そこそこ多かった。それは、関大だと受かるかも知れないと、勉強もそこそこの高校生が受験したからである。偏差値が高くなった同志社など受験勉強で力を付けておかないと一般入試では受からない。 それでも、多…
(1) ちくま文庫の新刊リストに谷沢永一『文豪たちの大喧嘩』が入っているのをみて訝しく思った。解説が鷲田小彌太であることもげんなりさせた。鷲田というのは、少しは有能な人だと思っていたからである。 「文庫」というのは、今は単なる廉価本も現れてはい…
ロンドンオリンピックの女子サッカーで、日本代表が準優勝となり、NHKは、14日(火)のスペシャルで、「なでしこジャパン、五輪初メダル獲得までの舞台裏」という番組を組んでいた。 もちろん、問題の焦点は、予選リーグで、南アフリカとドローになった試合…